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医療・介護

医療費が高くて払えないとき|高額療養費と窓口で今日相談すること

AT A GLANCE

制度早わかり

対象・支援内容・手続きのポイント

対象地域
JP
対象年度
2026年度
最終確認
2026年9月6日
この記事の内容

費用が怖くても、治療を自分で止めないでください。体の問題と支払いの問題は、分けて相談できます。加入している健康保険と、病院の会計・患者相談窓口へ同じ日に連絡してください。高額療養費や限度額適用により、保険診療の窓口負担を抑えられる場合があります。

今日やること|この順番で動いてください

  1. 診療明細書、領収書、入院案内、支払予定額が分かる書類を集める
  2. 資格確認書、マイナ保険証、健康保険の記号番号が分かるものを確認する
  3. 加入している健康保険へ「高額療養費と、窓口負担を限度額までにする方法を確認したい」と連絡する
  4. 医療機関の会計窓口または患者相談窓口へ、支払日前に「一括で払えない」と伝える
  5. 生活費や家賃も不足している場合は、市区町村の自立相談支援機関または福祉事務所にも相談する

強い痛み、呼吸困難、意識障害があるなら、費用の計算は後です。受診を遅らせないでください。119番や地域の救急相談を利用し、医療費の相談は安全を確保した後に進めます。

病院だけで悩まず、加入している健康保険へ連絡してください

高額療養費の申請先は、加入している医療保険です。会社員などで協会けんぽに加入している場合は協会けんぽの都道府県支部、健康保険組合ならその組合、国民健康保険なら市区町村の国保窓口、後期高齢者医療制度なら都道府県の広域連合または市区町村窓口へ確認します。

保険者が分からなくても、そこで止まらないでください。資格確認書、マイナポータルの健康保険証情報、給与明細の健康保険料欄を確認します。それでも分からなければ、医療機関の窓口へ「加入先から確認したい」と伝えてください。

資格確認書が届かない、またはマイナ保険証を読み取れない場合は、受診前に確認する資格確認の手順もあわせて確認してください。

支援内容:高額療養費制度とは

高額療養費制度は、1か月に医療機関や薬局で支払った保険診療の自己負担額が、年齢や所得に応じた上限額を超えた場合に、超えた分が支給される制度です。同じ健康保険に加入する家族の自己負担を合算できる場合もあります。

自己負担限度額は、年齢、所得区分、加入している保険、同じ月の受診状況などによって変わります。金額だけを見て自己判断せず、保険者へ世帯状況と受診月を伝えて確認してください。

厚生労働省の最新説明は、高額療養費制度を利用される皆さまへで確認できます。

支払う前に動けば、窓口負担を抑えられる場合があります

オンライン資格確認に対応した医療機関でマイナ保険証を利用すれば、原則として限度額適用認定証を事前申請しなくても、窓口での保険診療分の支払いを自己負担限度額までに抑えられます。

オンライン資格確認に対応していない医療機関を利用する場合や、保険者にマイナンバーが登録されていない場合などは、事前に限度額適用認定証の申請が必要になることがあります。住民税非課税世帯などでは、別の認定証が必要になる場合があるため、加入保険へ確認してください。

協会けんぽ加入者の手続きは、限度額適用認定証の案内で確認できます。健康保険組合や国民健康保険では申請方法が異なる場合があります。

協会けんぽで限度額適用認定証を使う方へ:2026年8月以降に交付される限度額適用認定証の有効期限は、2027年8月に予定されている高額療養費制度の所得区分見直しに伴い、最長で2027年7月31日までと案内されています。2027年8月以降も必要な場合は、改めて申請してください。

すでに支払った場合

窓口で全額を支払った後でも、自己負担限度額を超えていれば、高額療養費の支給申請ができます。申請書、領収書、振込先、本人確認書類など、必要なものは保険者によって異なります。

同じ月に複数の医療機関や薬局を利用した場合、入院と外来がある場合、家族の医療費を合算する場合などは、窓口で上限までに抑えられていても追加申請が必要になることがあります。領収書は捨てずに保管してください。

高額療養費で、すべての費用が戻るわけではありません

高額療養費の対象は、原則として保険適用の診療に対する自己負担です。差額ベッド代、入院時の食事代、先進医療の技術料、診断書代、日用品代などは対象外になることがあります。

入院前に、病院へ「高額療養費の対象になる費用と、対象外の費用を分けた見積もりがほしい」と伝えてください。見積額を一つの合計だけで見ないことが大切です。差額ベッドを希望していないなら、曖昧にせず早めに伝えます。

長期治療では多数回該当を確認する

直近12か月の間に高額療養費に該当した月が3か月以上ある場合、4か月目以降は「多数回該当」となり、自己負担限度額がさらに低くなる場合があります。転職や健康保険の変更、世帯の加入状況によって通算の扱いが変わることがあるため、保険者へ確認してください。

2026年8月から制度見直しを実施、2027年8月に次の見直し予定

健康保険法等の改正法は2026年5月29日に成立し、高額療養費制度は2026年8月診療分から見直されています。月額の自己負担上限が見直され、新たに年単位の「年間上限」が設けられました。年間上限の対象期間は8月から翌年7月です。2027年8月からは、所得に応じた負担をより細かくするため、所得区分を細分化する予定です。

法成立後の概要は、厚生労働省の医療保険制度改正法が成立しましたでも確認できます。

受診月が2026年7月までか、8月以降かによって適用される上限が変わります。所得区分や多数回該当の扱いは世帯状況によって異なるため、この記事では個別金額を一律に掲載せず、加入保険の最新案内を確認する方法を優先しています。2026年8月以降に受診する方は、保険者へ「現在の所得区分、月額上限、年間上限を確認したい」と伝えてください。厚生労働省は、多数回該当の金額を原則維持したうえで、年間上限を設けると案内しています。

国民健康保険では窓口負担の減免や猶予がある場合も

国民健康保険では、災害やその他の特別な事情により医療機関の一部負担金を支払うことが難しい場合、減免や徴収猶予を受けられることがあります。対象条件や申請時期は自治体によって異なります。

市区町村の国保窓口へ、「高額療養費だけでなく、一部負担金の減免や徴収猶予の対象になるか確認したい」と伝えてください。厚生労働省の案内は、国民健康保険の給付についてで確認できます。

無料低額診療事業を行う医療機関

一部の病院や診療所では、生計が困難な人を対象に、診療費を無料または低額にする「無料低額診療事業」を行っています。すべての医療機関で利用できる制度ではなく、対象条件や減免範囲は実施施設ごとに異なります。

自治体の福祉窓口、社会福祉協議会、自立相談支援機関、地域の医療ソーシャルワーカーへ、近くの実施医療機関があるか確認してください。薬局代が同じように減免されるとは限らないため、対象範囲も確認が必要です。

医療費だけでなく生活全体が回らないなら、福祉事務所へ進んでください

医療費だけでなく、食費、家賃、光熱費などを含めて最低限度の生活を維持できない場合は、生活保護の医療扶助を利用できる可能性があります。相談・申請先は、お住まいの地域を所管する福祉事務所です。

書類が全部そろうまで待たないでください。生活保護は、必要書類が不足していても申請できます。治療が必要なこと、手持ち金、収入、預貯金、加入保険、家賃や生活費の状況を伝えます。緊急受診が必要なら、申請日と医療扶助の扱いが重要です。できるだけ早く福祉事務所へ連絡してください。

仕事や家賃の問題も同時に起きている場合

失業や収入減少が医療費不足の原因になっている場合は、失業給付・職業訓練・保険料の手続きも確認してください。治療のため働けず給与が減った場合は、傷病手当金・休職・労災・障害年金の案内があります。家賃の支払いが難しい場合は、住居確保給付金と家賃相談の案内があります。介護費用も重なっている場合は、介護費用の負担を軽くする制度と相談先を確認してください。

電話で伝える言葉

治療費を一括で支払うことが難しいです。高額療養費と、支払う前に窓口負担を限度額までにする方法を確認したいです。生活費にも余裕がないため、減免や分割相談など利用できる方法を教えてください。

受診予定日、入院・外来の別、見積額、加入保険、同じ月に受診した家族、住民税非課税世帯かどうか、すでに支払った金額を伝えられるようにしておくと相談が進みやすくなります。

公式情報で確認したことと補足

公式情報で確認したこと:高額療養費の基本、限度額適用、多数回該当、2026年5月29日の医療保険制度改正法成立、2026年8月・2027年8月の段階的な見直し予定、国民健康保険の一部負担金減免、無料低額診療事業は、厚生労働省と協会けんぽの公式情報で確認しました。

補足:支払日前に病院へ相談すること、費用の見積もりを保険適用分と対象外分に分けてもらうこと、領収書をまとめて保管することは、手続きを進めやすくするための実務上の提案です。分割払いや支払猶予が認められることを保証するものではありません。

公式情報確認日:2026年8月8日(高額療養費の2026年8月見直し・年間上限・多数回該当・マイナ保険証による限度額適用・限度額適用認定証の有効期限は2026年9月6日再確認)
対象地域:日本全国(保険者・自治体・医療機関により手続きと運用に差あり)
次回確認予定日:2026年11月8日

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SOURCES

公式情報・確認元